函館市は、生産量の減少が著しい特産品・天然コンブの資源回復に乗り出す。人手不足や高齢化に悩む漁業者に代わり、コンブ定着に向けた藻場整備に取り組む方針。9月の着工を目指す。食害の要因となっているウニを移動させ、畜養して食用などに活用できるかの可能性も探る考えだ。
渡島総合局水産課は大舟漁港(函館市)整備の2024年度新規採択を目指している。防波堤や泊地を新設する方針。総事業費に15億円を見込む。事業化が決まれば実施設計をし、25年度から4カ年で施工する計画だ。
北海道建設新聞の2023年8月22日付2面に掲載。記事は「e-kensinプラス」「DoKoDe 北の羅針盤ジャーナル」で読むことができます。
函館市は上湯川町の3・3・77空港通(道道函館空港インター線)沿い5.4haで建築規制の緩和を計画している。函館新外環状道路空港道路の開通を背景に建ぺい率60%、容積率200%に拡大する方針。函館空港と高規格道路を結ぶ交通の要衝で、物流拠点などの新たな土地利用に期待がかかる。
函館開建は管内高規格道路の情報システム更新を計画している。供用開始から約20年となる函館新道全区間(函館IC―七飯藤城IC間11km)と、函館・江差自動車道の函館IC―北斗中央IC間8kmが対象。2024年2月まで詳細設計をし、機器の選定や更新の手法、施工スケジュールなどを詰める。