渡島・檜山管内主要土木官庁の2023年度第1四半期(4―6月)業者別工事受注実績が本紙集計でまとまった。前年度同期より4者多い125者が13.2%増の287億2350万円を確保。齊藤建設が9件、21億8845万円を受注して首位となった。
渡島総合局水産課は落部東野漁港整備の2024年度新規採択を目指している。防砂堤2カ所を新設する方針で、総事業費に11億円を試算。採択されれば初年度に実施設計をし、25年度から4カ年での施工を予定する。
渡島・檜山管内の市町役場庁舎耐震化・建て替えの動向が本紙取材でまとまった。旧耐震基準は1市7町で未耐震は5町。うち奥尻町は移転新築に着工し、森、八雲両町は再整備に向けた計画が具体化しつつある。一方、今金と松前の2町は他の大型公共事業を抱えていることなどから動きが停滞している。
函館市は2024年度の学校施設などの改修事業費に6億3000万円を試算している。小中6校でトイレや空調の大規模改造のほか、外壁の老朽化対策を施す計画だ。
函館市は、2024年度の道路メンテナンス補助を活用する橋梁修繕に白滝橋など7橋を要望している。修繕を含めた維持管理費に事業費ベースで2億680万円を積み上げた。千歳橋は修繕設計に着手する見込みだ。