網走開建は、渚滑川水系河川整備計画(大臣管理区間)の変更原案をまとめた。平均気温が2度上昇した場合の気候変動を考慮して目標流量(上渚滑)を毎秒1900m³に上方修正する。流量が増加しても現行計画と同程度に流域の安全度を確保するため、築堤を1カ所追加。河道掘削は、中流域の区間延長を伸ばし現行区間は流下断面を拡大する。
白糠町は日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震に備え、市街地南側の白糠地域に避難タワーを新設する計画だ。当初計画では西庶路地域に1基新設し、白糠地域は旧白糠小の屋上に避難機能を持たせる考えだったが、津波に耐えられない可能性が浮上したため切り替えた。210人を収容できる規模を想定していて、工事費は2024年度当初予算案に計上する見込みだ。
新ひだか町は、旧老人福祉センターみついし温泉を大地震発生時の津波緊急避難施設として再整備する計画だ。早ければ2024年度に実施設計をし、25年度から2カ年で既存建物の解体と避難施設の新築を目指す。
厚真町は浜厚真地区に津波避難施設を新築する計画だ。町民とサーフィン客の利用を想定。2階か3階建てで避難床高さは8mを見込む。2024年度に基本・実施設計をし、早ければ25年度に着工する方針だ。
大樹町は、2024年度から始まる第6期総合計画の素案をまとめた。計画期間は33年度までの10年間。基本目標に、自然との共生や地域共創、デジタル化などを掲げた。避難施設の整備や道の駅の機能強化、グループホーム整備の検討などを盛り込んだ。24年3月末までの策定を目指す。