白糠町は、日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震に備え、西庶路地区で避難タワー新設を計画している。100―150人程度を収容できる規模を想定する。このほか、津波避難対策を強化するため、旧白糠小の改修と庶路地区での避難道整備を予定する。津波避難対策緊急事業計画として、関連費用を2023年度当初予算案に盛り込む考えだ。
広尾町は、防災公園整備の構想案をまとめた。園内に遊具を合計30基配置し、メイン駐車場は106台分整備する。交流施設の面積は384m²を想定。2023年2月に構想を確定し、23年度に実施設計を進める。24年度の着工を目指す。
釧路町は2024年度、セチリ太地区に津波避難施設を新築する計画だ。避難施設が遠い空白地域を埋めるため3棟程度を整備する方針だが、分散避難の考えによっては4、5棟にすることも視野に入れる。年内にも整備計画を固め、23年度に設計を進める見通しだ。