松前町は、肉牛改良センター敷地内で進める賃貸型牛舎などの整備事業について、2023年度に牛舎3棟と住宅1棟2戸を新築し、事業を完了させる計画だ。設計は牛舎と住宅を合わせて近く発注する予定。工事費を含めて2億5000万円を投入する。
宗谷総合局農村振興課が整備を進めている公共牧場浜鬼志別地区(猿払村)の2023年度以降の残事業費は草地整備213.8haと家畜保護施設2棟の5億4360万円となっている。良質飼料確保や預託牛受け入れ体制強化などを目的とした事業で24年度の完了を目指す。
宗谷総合局農村振興課は、公共牧場枝幸地区(枝幸町)の2023年度の残事業費として4億8660万円を試算し、完了を目指す。ほ場の不陸や排水不良を解消する。23年度は草地整備224.6ha、草地造成43.9ha、施設用地造成1カ所、飼料調製貯蔵施設1基を予定している。
帯広畜産大は、畜産フィールド科学センター再開発で、仮称・畜産複合センター改築の初弾を6月上旬にも一般競争公告する見込みだ。S造、平屋、延べ4824m²の規模で、このうち西側の2390m²を整備する。主体、電気、管の3分割を検討。8月中旬に着工し、西側部分は2023年1月末の完了を目指している。
農林水産省は22日、バイオマス産業都市として、オホーツク管内の雄武町を含む全国3市町を選定した。道内は同町のみ。構想によると、農業協同組合や地元企業などと連携し特別目的会社(SPC)を立ち上げ、家畜ふん尿などを活用した集中型バイオガスプラントを整備する。プラントから生み出される電力は主に売電する考えだ。