2021年11月05日 15時00分

家畜ふん尿を活用し、産業創出と再生エネルギーの有効利用へ―。湧別町農業協同組合、湧別町など6者が出資するオホーツク湧別バイオガス株式会社が1日設立した。町や地域団体、民間企業がタッグを組み、集中型バイオガスプラントの建設や再生エネルギーの利活用に取り組む。プラントで発電した電力は主に売電する考えで、売電量は年間約670万㎾時を見込む。
2021年01月30日 10時00分

家畜ふん尿を利用したバイオガスプラントの稼働数が全国で最も多い十勝管内。プラントを核としたまちづくりに取り組む鹿追町は、2021年度から3基目の建設に向けて調査に入る予定だ。開町100年を迎えた昨年は役場庁舎など市街地の9つの公共施設を対象に地域マイクログリッドを構築した。脱炭素社会の形成を進める同町の喜井知己町長に戦略を聞いた。
2021年01月25日 10時00分

鹿追町は2021年度、3基目となる集中型バイオガスプラント新設に向けて建設地などの調査に入る見通しだ。乳牛の飼養頭数が増加する中で北鹿追、笹川、東瓜幕地区を対象に家畜ふん尿の適正処理を進める。総事業費28億円を投じた瓜幕のプラントを上回る規模を想定。時期は未定だが、早期の着工を目指す。
2021年01月16日 10時00分

鹿追町内の「しかおい水素ファーム」でエアウォーター(本社・大阪)や鹿島(同・東京)などが取り組む家畜ふん尿由来水素を活用した水素サプライチェーン実証事業。町のバイオガスプラントで発生したメタンガスから水素を製造し、遠隔地で利用する試みだ。昨年11月からは、おびひろ動物園に簡易型水素充填(じゅうてん)車で水素を運び、園内の一部電源を賄う。水素社会の実現に向けた動きが加速する中、試みは未来の農村のモデルとして注目される。