2020年10月14日 15時00分
北海バネ(本社・小樽)は、家畜伝染病の防疫対策で低価格の「車両消毒装置」を製造・販売する。消毒液を上下左右24個のノズルで車両に噴霧し、牛や豚、鶏に有害なウイルスが外部から持ち込まれないよう水際で防御する。ウイルスを媒介する野生イノシシの侵入を防ぐため、防護柵の設置を支援する動きが全国で広がる中、スチール柵や防犯カメラを取り扱うなど防疫商品をパッケージ化することで、畜産業者の利便性を高める。
2020年06月25日 15時00分
環境に配慮した循環型農業を先導―。上士幌町農業協同組合(上士幌町上士幌東2線238、小椋茂敏組合長)は、家畜ふん尿を活用したバイオガス発電を推進する中、発電後に生成される消化液を肥料として有効活用するため、2020年度から2カ年でサテライト貯留槽の新設に取り組んでいる。半径5㌔の範囲に分散したバイオガスプラントの消化液を集約することで効率的に畑地へ運搬し、クリーンな農業を後押しする。
2020年05月15日 15時00分
近代日本経済の父といわれる渋沢栄一らが清水町熊牛地区などの開墾を目的に設立した十勝開墾合資会社が、1919(大正8)年に建てた厩舎(きゅうしゃ)が現役の牛舎として活躍している。同氏の功績を後世に伝える町の文化史跡で、当時の建築を知る上でも貴重だ。町は2020年度に文化史跡の看板を更新する計画で、建物に関しても「保存に向けた対策が必要」としている。