滝上町は、老朽化が進む国民健康保険診療所の改築を計画している。新診療所はRC造、2階を基本とし、一部木造や室内の木質化を検討する方針だ。建物面積は2000―2200m²を見込む。概算事業費は15億円で、2022年度内に基本設計に着手し、23年度の実施設計を経て24年度着工、25年6月開院を目指す。
八雲町は熊石国民健康保険病院建て替えについて、2024年3月の着工を計画している。新病院はS造かRC造、SRC造、3階程度、延べ3300m²の規模とし、30床を想定。総事業費は23億円を試算する。22日に基本設計を公募型プロポーザル公告。2段階の審査を経て10月下旬に最優秀事業者を決定する。実施設計は23年5月の着手を予定。25年3月の完成、同5月の供用開始を見込む。
白老町は町立国民健康保険病院改築の基本設計概要をまとめた。RC造、4階、延べ6951m²の規模。地震や津波など今後想定される自然災害に備えて安全性を確保するほか、機能性や耐久性に配慮した施設とする。2023年3月までの予定で実施設計を進め、同4月に着工する計画だ。
岩見沢市は、市立総合病院と北海道中央労災病院を再編統合する新病院建設の基本計画素案をまとめた。病院は延べ4万m²の規模で、病床数は462床。概算事業費に総額344億円を試算する。整備手法は、施工者を早期に確保する観点から、市初めてのECI方式を採用する。基本設計は10月中に公募型プロポーザルを公告し、2023年1月中に優先交渉権者を選定する。25年度の着工、27年度の完成を目指す。開院は当初予定より1年延びて28年春となる予定だ。
新冠町は町立国民健康保険診療所改築の基本構想をまとめた。入院病床18床の確保を前提とし、現行の病棟や診療体制を基準に検討。地域医療や救急医療、災害時の医療体制確保を目指す方向性に掲げる。より具体的な基本計画をまとめていて、年度内の基本設計着手を想定している。2025年度の開院が目標だ。