北海道胆振東部地震で大規模な土砂災害が発生した厚真町内では、土砂に巻き込まれた倒木が大量に山積みのままだ。この対策に向け、国や道が連携して木材、チップへの活用に乗り出した。土地所有者や自治体の処理負担軽減に寄与し、復旧工事の推進に弾みをつけている。
札幌市は、北海道胆振東部地震で液状化による地盤沈下の被害があった清田区里塚地区の再発防止策について、薬液注入による地盤改良工法を有力案として、近く住民説明で提案する方針を固めた。液状化しやすい水分を含んだ土層を、薬液注入でゼリー状にすることで、液状化や地中土砂の流動を防止する効果が得られる。
むかわ町は11日、北海道胆振東部地震からの復興イベントとして、穂別町民センターで「むかわ竜(むかわ町穂別産)」の恐竜化石完全版を一般公開した。公開を待ち望んでいた人々が町内外から訪れ、7200万年の時を超えて姿を現した恐竜に見入った。
室蘭建管は北海道胆振東部地震で被災した上厚真大橋をはじめとする8橋梁の補修方法を固めた。12月中の災害査定対象となる見通しで、補修工事は2019年3月から公告となるもようだ。