2018年09月11日 07時00分
道の各部は、北海道胆振東部地震による被害の判明分を取りまとめ、10日に開かれた道議会の各常任委員会・特別委員会に報告した。建設部が所管する公共土木施設では、道道で確認された被害が16路線49カ所に拡大。厚真町吉野地区などで大規模な土砂崩れが発生した上幌内早来停線では被害が12カ所に及び、そのほかの路線でも橋梁や道路の損傷が多数確認されている。道管理河川も新たに日高幌内川において河道埋そくが報告され、合計3河川16カ所の被害となった。林地崩壊は厚真町北部を中心とした13㌔範囲など、計4町で発生している。
2018年09月10日 19時00分
安倍晋三首相は9日、北海道胆振東部地震で大きな被害を受けた札幌市清田区や厚真町内を視察し、安平町内で高橋はるみ知事や胆振東部3町長と意見交換した。高橋知事は迅速な復旧に向けた支援強化や激甚災害の早期指定などを申し入れ、安倍首相は政府一体となった支援を約束した。
2018年09月09日 07時00分
大地震から一夜明けた7日、札幌市内では被害のあった道路や水道などで、建設業者による仮復旧が本格化している。断水や周辺建物にも被害が生じた清田区では、里塚地区などで被災建築の危険性を判断する応急危険度判定に着手した。全市的な停電の影響による通信障害や建設機械の燃料供給、作業員の食料、飲料不足など、制約が大きい状況の中で復旧に携わる官民の従事者は可能な限り早い復旧に向け力を尽くしている。
2018年09月08日 07時00分
厚真町で最大震度7を観測した北海道地震の発生から丸一日が経過した7日、現地調査による被害報告が続々と入り、深刻な状況が明らかになってきた。厚真川沿いなどで発生した土砂崩れは広範囲に及び、富里地区などでは土砂に巻き込まれたと思われる住民の捜索が続く。揺れが激しかった同町や周辺の町では道路や河川も被災し、道道は16路線43カ所で決壊や橋梁損傷が出ている。北海道災害対策本部長の高橋はるみ知事は7日、厚真町を訪れ被災状況を確認し、人命最優先の対応を指示した。長引く停電は全道各地の住民生活や経済活動に大きな影響を及ぼしていて、応急復旧の進捗(しんちょく)にも支障を来している。そんな中、道道などでは地元建設業者が協力して応急復旧作業を鋭意進めている。住家被害が大きかった札幌市清田区では応急危険度判定士による点検が始まるなど復旧に向けた動きも見えている。一方で、
2018年09月06日 15時47分
北海道で6日午前3時ごろ、震度7の地震が発生した。震源地は胆振地方中東部で深さは37㌔、地震の規模はマグニチュード6・7と推定している。北海道で観測史上最大となる震度7は厚真町で記録。安平町とむかわ町は震度6強を観測した。全道で続く停電は復旧に時間がかかるほか、厚真町では大規模な土砂崩れが発生。死者、安否不明者も確認されている。台風21号の復旧もつかの間、大地震が大きな被害をもたらしている。