札幌市は、北海道胆振東部地震で大規模な土砂流出があった清田区里塚地区[MAP↗]の道路復旧工事3件を、きょう15日に総合評価方式一括審査Ⅰ型で公告する。延長約1・4㌔にわたって路盤や舗装などを実施する予定。4月末に開札し、2021年1月末ごろまでの工期で進める。工事費は合わせて約3億円を見込んでいる。
札幌市は2020年度、北海道胆振東部地震により液状化や地盤沈下が見られた月寒東の道路部で、地盤安定化対策を施す。暗渠を設置し、地域全体の地下水位を下げるほか、切り土と盛り土の境界部は砕石を厚くし、シートなどを敷設する方針。19年度は実施設計の着手を目指す。
厚真町は、北海道胆振東部地震からの早期復旧に向けた取り組みなどを示す、復旧・復興計画の第1期案をまとめた。住まい・暮らしの再建に重点を置き、被災した町民の恒久的な住まいの確保を目指す。12月にも災害公営住宅に着工するほか、新たな公営住宅の設計に着手する予定。各分野の専門家が住宅再建をサポートする、町独自のプログラムも打ち出した。
札幌市の総合防災訓練が6日、中央区の豊平川緑地で開かれた。北海道胆振東部地震から1年。関係機関の連携強化のため消防、警察、自衛隊の合同救助訓練を初めて導入したほか、市民の体験型訓練を拡充し自助、共助の意識向上を図った。