函館市は、函館港若松ふ頭に道内初のクルーズ船用の旅客ターミナルを新設する。CIQ(税関・出入国管理・検疫)手続きや観光案内機能を備えた平屋建て、延べ1200m²規模を建設する計画。用地買収などの諸経費を含む総事業費は約14億円を見込む。2019年度に基本設計に着手し、専用岸壁が全面供用(最大11万㌧級対応)する22年度の供用開始を目指す。
高速バスと鉄道の運行や観光コンサルティングを手掛けるWILLER(本社・大阪)は、JR北海道やJR釧網本線の沿線自治体、地元事業者と協力し、「ひがし北海道」の冬の大自然を自由に満喫できる交通パスの販売を開始した。ひがし北海道エリアを自由に巡ることができる鉄道・バスなどの交通と「流氷アクティビティ」がセットになっている。
道は26日、カジノを中核とする統合型リゾート(IR)について「誘致する場合、苫小牧市を優先候補地とすることが妥当」という見解を示した。有識者懇談会での意見などを踏まえて判断したもの。「IRに関する基本的な考え方(たたき台)」として取りまとめ、道議会の食と観光対策特別委員会に説明した。IR誘致の是非についての判断時期は明言しなかった。道内では苫小牧市のほか、釧路市と留寿都村が誘致を表明しているが、アクセス性や経済効果の面からも苫小牧市が有利とされていた。