道は20日、老朽化のため解体を計画する北海道百年記念塔[MAP↗]を報道機関に公開した。道の担当者は、13mの高さから落下した鉄製部材や、塔内外の壁から剥落したさび片が堆積している現状を見せ、安全性が低く維持管理にも多額の経費を要すると、解体の判断に至った経緯を説明した。翌21日には解体に反対する2つの団体にも視察してもらい、理解を求めた。
この記事は北海道建設新聞2019年11月25日付2面に掲載されました。本紙のご購読についてはこちらのページからお問い合わせ下さい。
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旭川市は、略式代執行で解体する予定だった6条通17丁目82の2に位置する特定空き家について、早急に安全措置を講じる必要があることから、旭川市空き家等の適正管理に関する条例に基づき、緊急安全措置を実施することにした。略式代執行に比べ1カ月早く解体することができ、6月下旬の着工を目指している。
道内最大級の解体機械が道東地域の現場に初めて導入され、大型建築の解体に貢献している。高層建造物でも解体を効率的に進めることができるなど、作業への人的な介入を抑制。工期短縮や現場の安全性向上につながることから、実際に稼働させている施工業者は「大型機械が果たす役割は大きい」と目を見張っている。