2021年08月23日 10時00分
鋼材価格が過去に例のない値上がり傾向を示している。鉄鉱石や原料炭の高騰が背景で、新型コロナイウルスからの経済回復を背景に需給のタイト感は今後も続き、先々も状況は厳しいとみられる。現状の市場環境や今後の動向を日本製鉄の新谷泰久北海道支店長に聞いた。
2021年08月11日 10時00分
會澤高圧コンクリート(本社・苫小牧)が建設DXに積極的だ。AIを用いた生コン品質判定技術を開発したり、複合現実(MR)を活用した遠隔支援システムを現場投入するなど展開している。視野にはイノベーション・マーケティング集団としての姿があり、SDGsが叫ばれる中で業界のトップランナーとして脱炭素化にも取り組む。會澤祥弘社長の考えを聞いた。
2021年07月21日 09時00分
木材価格の国際的な急騰「ウッドショック」の震源地とされる米国で、一転して価格暴落が起きている。ナスダック先物市場では5月に史上最高値を付けてから2カ月強で約7割下落。直近は2018年半ばの水準で推移している。長引くコロナ禍で住宅建築ブームが高まったものの、資材コストの上がり過ぎで需要が陰り、これまで流入した投機マネーが離れている可能性がある。
2021年07月18日 10時00分
會澤高圧コンクリート(本社・苫小牧)は、プラスチック廃棄物をガンマ線で改質し、砂の代わりにコンクリート材料として使う固定化技術について、米国・MiConテクノロジー社と共同開発契約を結んだ。2023年春の実用化を目指す。従来のような燃料ではなく材料として廃プラを再利用するため、CO排出量削減が期待でき、脱炭素や環境改善につながる技術として注目されそうだ。
2021年07月15日 10時00分
鋼材価格が未知の領域に入ろうとしている。原料高騰を背景に、H形鋼、圧鋼板といった代表的な建材が今年に入って軒並み値上がりし、リーマンショック前の高値水準に迫る。このところ注目される木材価格の上昇と同じように、米国や中国の需要拡大に供給が追い付かず、日本にしわ寄せが及び始めた。事態は「アイアンショック」となって建設業界を今以上に圧迫するのか、予断を許さない。