進行役を務めたランドスケープアーキテクトの高野文彰氏は道内のガーデンツーリズムの一例を説明。清水町にある十勝千年の森で実施したガーデンショーや旭川市、上川町から十勝管内を通る北海道ガーデン街道などを紹介。「北海道でしかできない庭造りを目指してデザインした」と振り返る。「地元の誇りになる庭になればいい」と話し、今後道内でガーデンツーリズムをさらに広める考えを示した。
建設産業の担い手不足は深刻で、今や人材の確保・育成は企業経営の重要な課題に位置付けられる。一方で就職する側の若者を取り巻く環境は変わりつつある。慢性的な人手不足が引き起こす人材の超売り手市場化、「働き方改革」の推進による就労環境の変化、過酷な労働環境下で働かすブラック企業の台頭。そうした中、今の若者は「働く」ことに何を求めているのか。北海道建設新聞社が道立帯広高等技術専門学院に依頼して実施したアンケートから人材確保対策のヒントを探る。
高速バスと鉄道の運行や観光コンサルティングを手掛けるWILLER(本社・大阪)は、JR北海道やJR釧網本線の沿線自治体、地元事業者と協力し、「ひがし北海道」の冬の大自然を自由に満喫できる交通パスの販売を開始した。ひがし北海道エリアを自由に巡ることができる鉄道・バスなどの交通と「流氷アクティビティ」がセットになっている。
地名に関する著書が多いノンフィクション作家で筑波大名誉教授の谷川彰英氏は「本州でも秋田、岩手より北部には、アイヌ語で川を意味するナイが付く地名が残っている。しかし川の上流部だけ。和人が山奥にアイヌの人たちを追い込んでいき、下流部は水田にして和人が支配したから」とアイヌ民族がかつてはもっと広範囲に住んでいたと指摘。