北海道開発局は21日、TKP札幌駅カンファレンスセンターで社会資本整備審議会道路分科会の第16回北海道地方小委員会(委員長・田村亨北海商科大教授)を開いた。北海道横断自動車道根室線尾幌―糸魚沢間については、事業費620億―700億円を見積もる別線新設案(約25㌔)と、790億―880億円で国道44号の一部活用案(約24㌔)という2つのルートを提示し、現道活用は津波対策のかさ上げ盛り土でかえってコストが増大すると説明。委員らは濃霧や地吹雪への考慮、広域観光ルートとしての特性を押し出すことなどを求めた。
北海道開発局はきょう21日、札幌市内で社会資本整備審議会道路分科会の第16回北海道地方小委員会(委員長・田村亨北海商科大教授)を開催し、北海道横断自動車道根室線尾幌―糸魚沢間(約28㌔)を対象とした2度目の計画段階評価を実施する。開発局が2017年12月に実施した地元アンケート結果や複数の概略路線案を提示し、費用対効果などを議論する予定だ。
36号白老拡幅を進める室蘭開建は、4車線化工事を近く一般競争公告する見通しだ。一般土木Bを対象に、第2四半期(7―9月)の開札を見込む。工事規模は2億5000万―4億5000万円を試算している。
清里町は、12月までに観光地整備計画をまとめる。景勝地である阿寒摩周国立公園内の神の子池周辺などの整備方針を固めるもので、必要に応じて2019年度予算に盛り込んでいく考えだ。