釧路市は2024年度、大楽毛下水終末処理場の管理棟耐震化を計画している。壁の増強などを予定。水処理棟の設備更新にも取り掛かる考えだ。
別海町は奥行臼史跡公園整備の総事業費に約19億円を見込んでいる。6つのゾーンに分け、3つの時代を楽しめる公園とする。工事費の一部はクラウドファンディング(CF)の活用を検討。2024年度は基本設計に取りかかる予定だったが、CFの準備に時間を要するため25年度以降にずれ込む。公園の供用開始は36年を見込む。
道東3労基署管内の2023年建設業労災発生状況(速報値)がまとまった。被災者は3管内で158人に上り、前年速報値に比べ6人減った。死亡災は釧路がゼロを達成した一方、帯広と北見で発生。被災者数は北見と釧路で減少したが、帯広で増加した。各労基署はさらなる事故防止に向け、基本的な安全対策の徹底や作業計画の順守を呼び掛けている。
釧路開建が進める歯舞地区直轄特定漁港漁場整備の総事業費が当初より31億7200万円増額の110億8600万円となる見通しだ。岸壁の深さを見直したほか、現場条件などの変更で追加工事が発生したことなどが要因。事業期間は当初予定より3年延長して2030年度までを見込む。
釧路開建は落石漁港整備で、落石地区に新たな埠頭整備を追加するほか、昆布盛地区の拡張部形状を見直す。これにより総事業費は当初から60億400万円増の167億6800万円、事業期間は5年延びて2030年度までを見込む。