昨冬の少雪で雪対策需要が減少か―。旭川市が毎年募集している「旭川市住宅雪対策補助制度」への応募が、ことし253件で過去最少となっている。市内住宅の融雪槽新設などを支援する制度で、ことしの応募は前年度より400件以上少なく、予算額5000万円のうち、50%に上る約2500万円が残っている。
国内最先端の省エネ型データセンターを目指して―。排雪を利用しコンピューターサーバーを冷却するホワイトデーターセンター(WDC)構想が今秋に美唄市内で事業化する。事業主体の共同通信デジタル(本社・東京)は、データセンター開設だけでなく、排熱利用の陸上水産養殖や植物工場設置、バイオマス発電やソーラー発電も構想。美唄モデルとして自治体と緊密な連携を構築しつつ、地場企業も含めた共同体で事業展開したい考えだ。
大雪の影響で5日から通行止めとなっている国道236号野塚峠では、野塚トンネル広尾側坑口[MAP↗]付近で延長80㍍にわたって雪崩が発生した。維持を担う高堂建設(本社・帯広)が9日に除去作業を完了させたが、降雨や気温上昇による融雪が懸念されるため、通行止めは引き続き実施。2次被害防止へ細心の注意を払っている。