2020年01月31日 09時00分

雪と氷を保管し、冷気や触けてできた冷水を農作物の貯蔵や建物の冷房に使う「雪氷熱利用」。冬の天然資源を有効に使うことで環境に配慮できるほか、農作物の付加価値向上などに一役買う。雪氷エネルギーの普及活動に取り組むNPO法人雪氷環境プロジェクトの小嶋英生理事長に導入効果や東京五輪での利用法を聞いた。
2020年01月27日 09時00分

全国的な暖冬に伴い、道内では除雪関係の企業を中心に気候の先行きを心配する声が多く聞かれる。その一方で、寒さや雪が仕事の妨げになる建築関連の業者からは少雪を歓迎する声も。明暗が分かれた今冬を追った。
2020年01月21日 10時30分

全道的に少雪の今冬、帯広市内の降雪量が、平成最少となった昨年を下回るペースで推移している。市外を見ても農地には雪がなく、舞い上がった砂ぼこりが高速道路を一時通行止めにしたほどの少なさ。除排雪を担う地元維持業者の負担は大きく、「こんな冬が2、3年続くと厳しい」「仕事がなくなると人材不足に拍車を掛ける」と嘆息を漏らしている。
2020年01月14日 10時00分

三十数年ぶりの記録的な少雪となった札幌市で、道路除雪を担う地場建設業者が不安を募らせている。いまだ本格出動がない地区もあり、契約額が減額される可能性が強まっているためだ。少雪でも待機人員や機械の費用は発生する。経営者の1人は「このままでは採算悪化で来冬の体制確保にマイナスの影響が出かねない」と晴天を見上げ表情を曇らせる。
2019年12月19日 12時00分

札幌市は2020年度に、道路の排雪時にAI(人工知能)を使い、作業現場から最適な雪堆積場を選定するシステムを構築する。気象やリアルタイムの作業状況などビッグデータを活用。最大100以上が同時稼働する排雪現場に、最適な搬送先をAIを使い全市的視点で選ぶ仕組みをつくる。21年度は実際の業務と並行した仮想運用で検証を進め、22年度の運用開始を目指す。