苫小牧市は、スマートシティ構想案をまとめた。JR苫小牧駅前周辺をスマートシティのシンボルエリアとし、DX(デジタルトランスフォーメーション)やGX(グリーントランスフォーメーション)を意識した複合ビルを新築。公園管理の効率化を図るため、公園台帳システムへの統合などを盛り込んだ。
札幌市建設局は、市内の建設と建設関連企業を対象にした生産性向上などに関するアンケートの結果をまとめた。ICT施工の経験がある建設企業は2割にとどまっている。生産性向上について、すぐに取り組めない理由は「対応できる人材がいない」が最多だった。
札幌市デジタル戦略推進局は2023年度、厚別区のもみじ台や新さっぽろで「共創型スマートシティ 新・さっぽろモデル」事業を計画している。デジタルサービスを活用してコミュニティー活性化や健康増進を促す狙いだ。10日付で国のデジタル田園都市国家構想交付金に採択された。
レアックス(本社・札幌)は、ボーリング孔内部を自在に見られる仮想現実(VR)を開発した。自社の高画質ボアホールカメラで撮影した360度映像をヘッドマウントディスプレーに取り込み、孔内に入った感覚で鮮明な地層を確認できる。映像には位置情報が付与されているため地層の方角も分かり、より確かな地質調査が可能。今後はソフト開発段階へ移行し、今春にも商用展開する。