鈴木直道知事は、2日の道議会予算特別委員会知事総括質疑で、カジノを含む統合型リゾート(IR)について「誘致に挑戦するか、しないかを年内に判断する」との考えを示した。笠井龍司氏(自民党・道民会議)への答弁。
岩倉博文苫小牧市長は19日、道議会庁舎を訪問し、道議会自民党・道民会議にカジノを含む統合型リゾート(IR)に関して、認定申請に向けた取り組みを推進するよう要請した。
カジノを中核とする日本での統合型リゾート(IR)参入を巡り、世界の名だたるカジノ運営者がしのぎを削っている。4カ国31カ所でIRの開発を手掛けたカナダの投資会社クレアベストは、道内での誘致が有力視される苫小牧市に商機を見いだし、事務所を開設するなどして地域との交流や情報収集を図っている。ジェフ・パー副会長に運営方法や施設構想、IRがもたらす経済効果などを聞いた。
カジノを含む統合型リゾート(IR)の見本市北海道IRショーケースが9日、アクセスサッポロで開幕した。世界の大手カジノオペレーター7社が出展。苫小牧で構想しているIR施設の模型やカジノのイメージ映像を流すなどIR誘致の機運を高めた。一方、道は誘致の判断を明言しておらず、一部では、方向性が決まらないと計画が進まないとの指摘があり、結論が急がれる。
米国を中心に不動産開発を手掛けるラッシュストリート(本社・シカゴ)は4日、国内の統合型リゾート(IR)市場に参入するため、苫小牧市内にオフィスを開設したと発表した。現地法人のラッシュストリートジャパン合同会社が、同市のIR運営事業者としてライセンスの申請を目指す。