JR北海道は本社ビル(札幌市中央区北11条西15丁目1の1)の隣接地[MAP↗]に業務ビルを新築する計画を断念した。経営再建中に大型投資をして新ビルを建てることに社外からの批判が強かったため。13日の記者会見で島田修社長が発表した。具体的な内容は明かせないとした上で「当社としては合理的な計画と考えていたが、予想を上回る批判があった」と述べた。
黒字のJR各社が納めている法人税3700億円の1割程度を、JR北海道の老朽化した設備更新に充てるべき―。JR九州初代社長の石井幸孝氏が、21日に釧路公立大で開かれた鉄道史学会(会長・宮下弘美釧路公立大教授)第37回大会で特別講演し、JR北海道に対する国の財政支援や新幹線による貨物輸送実現などを提言した。
JR北海道は11日、2020年4月の民族共生象徴空間(ウポポイ)開業に合わせてJR白老駅のホームを延伸し、同駅に止まる特急列車を19本増やすと発表した。
JR北海道は、2031年度の開発・関連売り上げ目標を約1200億円に設定した。北海道新幹線札幌開業に合わせ、札幌駅周辺での不動産事業を強化する。札幌市と手掛ける北5西1、2街区再開発で、タワービルの新設とJRタワーのリニューアルを検討。札幌駅西口にある同社本社西ビル建て替えも計画する。さらにホテル事業でJRインを道内に最大15棟配置するなどして、収益確保を図る。