「中国企業は優れたサービスを提供しないと世界では生き残っていけない」。札幌市内の人材紹介・派遣会社で会長を務めたことがある国際ビジネス研究会の大谷聖二相談役幹事は、中国企業がさらに発展する上での課題をこう感じている。海外の投資や技術を受け入れながら、世界第2位の経済大国に発展を遂げた中国。その巨大市場に挑戦する日系企業と、成長続ける中国企業の現状を取材した。
東北地方の中心地である瀋陽は人口約830万人。工業都市として知られ、近年は教育やイノベーション分野にも力を入れている。海外の投資や技術を受け入れながら、世界第2位の経済大国に発展を遂げた中国。その巨大市場に挑戦する日系企業と、成長続ける中国企業の現状を取材した。
東北地方最大の小売業者である大商集団が経営するニューマートの地下1階食品売り場と、麦凱楽(マイカル)の2カ所を訪れた。大連駅から近く、利便性が高い。ニューマートは低価格路線、マイカルは高級路線をとっている。かつて日本のマイカルが関わっていたことがある。海外の投資や技術を受け入れながら、世界第2位の経済大国に発展を遂げた中国。その巨大市場に挑戦する日系企業と、成長続ける中国企業の現状を取材した。
アパレル大手・オンワードホールディングスの中国子会社、樫山(大連)有限公司は4月、大連の経済技術開発区内で第2工場の稼働を開始した。同社は新たな挑戦をしようと、オーダーメードスーツ事業を始めた。ブランド名を「KASHIYAMA the Smart Tailor」とし、第2工場はオーダーメードスーツ専用の縫製工場となっている。海外の投資や技術を受け入れながら、世界第2位の経済大国に発展を遂げた中国。その巨大市場に挑戦する日系企業と、成長続ける中国企業の現状を取材した。
中国東北部・遼寧省南端に位置する港湾都市の大連は、国際物流拠点として名高い。東北部の現状について説明役を担った日本国駐瀋陽総領事館の杉田雅彦首席領事は「ここ10年間をたどると日中関係は必ずしも平たんではなかったが、数年前から関係改善が進んできた感覚がある」という。海外の投資や技術を受け入れながら、世界第2位の経済大国に発展を遂げた中国。その巨大市場に挑戦する日系企業と、成長続ける中国企業の現状を取材した。