日本生命札幌ビルの2期工事が完了し、きょう20日にオープンする。札幌駅前通に面するSRC造、地下1地上4階、延べ1万5000m²の商業棟。すでに供用している1期工事(オフィス棟)と合わせると、北関東以北最大規模となる施設整備が、待望の完成を迎える。19日の内覧会で加藤貞男代表取締役専務執行役員は「(このビルは)東京都心のレベルに合わせて造った日本生命にとって特別なプロジェクト」と位置付けた上で、「札幌全体の活性化に役立てれば」と述べた。
日本生命保険が進めてきたニッセイ札幌プロジェクト「日本生命札幌ビル」の1期工事(オフィス棟)が完了した。28日、竣工式が行われる。S一部SRC造、地下2地上23階塔屋1階、延べ9万2300m²。ワンフロアの面積は2745m²と北関東以北では最大。セキュリティーや空調設備などでも最高水準のオフィス環境を寒冷地の超高層ビルで実現させた。札幌駅前通と、道の赤れんが庁舎に続く北3条通に面した市街中心部に位置し、にぎわいと風格を兼ね備えたエリアの新たなランドマークとして市民の注目を集め、周囲の市街地再開発のけん引役としても期待が掛けられている。