2023年04月05日 08時00分
日本高圧コンクリート(本社・札幌)は、プレストレストコンクリート橋の寒中施工に有効な高耐久・高耐寒グラウト混和剤を日産化学(同・東京)、北見工大の井上真澄研究室と共同開発した。外気温がマイナス20度になっても凍結せず水和反応が進行するため、従来のように仮囲いやジェットヒーターで養生する必要がない。最近は橋脚の鋼板巻き立て工事のほか、農業用水路の間詰め部や建築パネルの接続部など幅広く使える高耐寒モルタル混和剤も開発し、市場から注目されている。
2023年02月16日 16時15分
篠田興業(本社・標津)は、ウニの殻を水平方向に割る機械を開発した。アーム先端の刃が周囲に切り込みを入れ、口側の殻を外せば身がそっくり残る。(写真は篠田興業提供)
2022年03月25日 09時00分
上田商会(本社・登別)は、コンクリート製のサウナ用筐体(きょうたい)「CUBERU(クベル)」を開発した。高い耐久性やデザイン性が特長。高さと幅が2300mmの立方体で、大型トラックで運べるよう重さは9.5tに抑えた。丈夫で移設可能なモバイルユーティリティーボックスとして宿泊スペースやイベント店舗など幅広く使ってもらいたい意向だ。
2021年11月03日 09時00分
池内グループで不動産コンサルティングなどを担う池内環境開発(本社・札幌)は、多目的移動電源車「パワー・サプライ・ビークル(PSV)」を発売した。旧普通免許や準中型免許で運転できる2t車サイズながら、ビル1棟の非常用電源に対応する125kVAの発電容量を持つ。車両のエンジンから駆動を受けて発電するため、発電機を別に積んだり専用の燃料を用意しなくて済み、年1回の消防点検を受ける必要のない手軽さがある。企業や自治体のBCP対策で導入してもらいたい考えだ。
2021年09月26日 10時00分
理研興業(本社・小樽)は、エゾシカなどの獣害対策として木質バイオマス発電で出る副産物「木(もく)タール」を使った忌避製品の実用化を目指している。ポリエチレン樹脂と混ぜたネットやマットなどを開発中で、北海道開発技術センターとの共同研究を通して効果を確認した。トウガラシに含まれるカプサイシンを使った製品の開発も進めていて、スパイラル構造のカバーをネットに取り付けて対策するなど検討中だ。