【ドコデミライズ】番外編・夏④/北海道新幹線 新小樽駅A案
北海道新幹線の札幌延伸に伴い、駅が置かれる4自治体から駅舎デザインの推薦案が出そろった。2024年夏のドコデミライズ番外編は4つの推薦案と終点・札幌駅舎の完成イメージを紹介する。4回目は、新小樽駅。
小樽市が選んだ推薦案は石積風の低層と、大きなガラス壁面から見える構造材が印象的なA案だ。鉄道建設・運輸施設整備支援機構(JRTT)に提示したコンセプトは「浪漫が香る 温もりと心地よさを感じさせる駅」。石造建築など歴史的まちなみと調和する低層と、開放的でモダンなデザインの融合が市民の支持を得た。
港町の小樽だが、新駅を設けるのは海岸から離れた山あいの天神地区。北海道新幹線建設促進小樽期成会は整備が予定されている駅周辺イメージを動画にして公開している。
設 計
JR東日本建築設計
施 主
鉄道建設・運輸施設整備支援機構(JRTT)
建設地
小樽市天神2丁目
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
北海道新幹線の整備を担当する鉄道建設・運輸施設整備支援機構(JRTT)は、駅を新設する八雲、長万部、倶知安の3町と小樽市にそれぞれ3案の駅舎デザインを提示した。自治体は推薦案を絞り込み、6月末までにJRTTへ推薦書を提出した。
2030年度末の札幌延伸が断念され、新たな開業予定は示されていないが、駅舎は今後、推薦案のデザインを実施設計へ反映。順次、駅舎の建設に進む見通しだ。
©2024 The Hokkaido Construction News Co.,Ltd.