【標津】AKB48・成田さん主演短編映画の撮影開始/上田組など協賛
雄大な景観とサケや牛乳といった特産品に恵まれ、1次産業の従事者やそれを支える人々が暮らす町。その魅力に気付いたヒロインが標津に移住し、地域活性化に奮闘する―。標津町を舞台にした短編映画の撮影が始まった。9月17日に撮影隊は町役場などを訪れ、カメラを回した(画像)。
特産品のブランド化などを手掛け、映画制作もその一手法として展開する、ふるさと物語(札幌)の宮成秀治社長がプロデューサーを務める。監督・脚本は映像製作会社モバコン(東京)の大橋孝史社長が担当する。
ヒロインはAKB48の成田香姫奈さん。主要キャストに林ゆめさん、平成ノブシコブシの徳井健太さんと北海道の出身者・関係者が名を連ね、地元の人々も多数出演する。
札幌・小樽、紋別、浜頓別、鳥取県境港・米子などで同様の映画作りに取り組んできた宮成社長が上田組(標津)の上田修平社長と知り合い、意気投合して今作の制作につながった。協賛は上田組と標津町のほか町内企業約20社。
役場庁舎の撮影終了後はプロデューサー、監督、成田さん、スポンサー代表の上田社長が山口将悟町長と懇談。山口町長は「サケの不漁や円高によるコスト増で水産も酪農も苦しい。このような取り組みが地域産業の活性化につながれば」と期待した。
標津での撮影は9月19日まで。年末に東京の秋葉原で開かれる、ふるさと映画祭でお披露目の予定だ。インターネットによる配信や上映会なども目指している。
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