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測量機器一筋40年/経営の轍 9本目、旭川システムサービス 清野敏行会長

40年前、当時31歳で測量機器を販売する旭川システムサービス(旭川)を創業した。駆け出しの頃は苦渋を味わったが、商品説明からメンテナンスまで一貫したサービス提供で信用を獲得していった。順風満帆な時期ばかりではなかったが、GPS測量機器との出合いが大きな転機となった。デジタル化の波にいち早く乗り、近年は成長を続けている。(千葉有羽太)

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経営には道無き道をゆく難しさがある。「経営のわだち」は失敗やピンチに直面しても、悩みながら答えを出してきた経営者をシリーズで紹介する。(不定期掲載)


転機は衛星測位機器との出会い

-創業までの経緯を。

もともと旭川市内の測量機器販売会社で働いていた。自分にとっては未知の製品ばかりで、どんどんのめり込んでいった。一番印象深かったのは距離計だ。道路がほとんど砂利道で、信号機も数カ所しかない時代だったから「光を使って距離を測ることができるなんて」と感動した記憶がある。

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