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【透視図】ドングリ豊作でヒグマは

日本では江戸時代まで、各地でしばしば大きな飢饉(ききん)が発生していた。日照り続きや長雨、虫の大群の襲来、ときには戦や悪政により農作物ができず、人々が飢えに苦しむ災いである▼状況は悲惨極まりなく、食べる物がないため弱い者から次々と倒れていく。少しでも体力の残っている者たちは故郷を捨て、別の土地へ逃げる道を選んだ。いちるの望みをかけて、農村から都市部へ移る例が多かったらしい。

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透視図

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