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透視図

北海道建設新聞のコラム透視図をまとめた月額マガジンです。ご購読中に追加されたコラムを、全て読むことができます。
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記事一覧

【透視図】青鬼は悪者か?

昔話や童話では人に害なす悪者とされがちな鬼を、違う切り口で描いて読む者に深い印象を残した…

【透視図】最初の一歩

今では珍しくもなくなった有人宇宙飛行だが、その先駆けとなる乗り物が何だったかご存じだろう…

【透視図】荷が重すぎる

実在する人の話ではないが、最近どこかで交わされたBさんとCさんの会話だと思っていただきた…

【透視図】情けは誰のため

情けは人のためならずという慣用句をご存じだろう。「情けをかけるのはその人に良くない」との…

【透視図】ドングリ豊作でヒグマは

日本では江戸時代まで、各地でしばしば大きな飢饉(ききん)が発生していた。日照り続きや長雨…

【透視図】出生率、初の年間70万人割れ濃厚

空想科学小説、いわゆるSFを読んでいて、案外これは物事の本質を突いているのではと考えさせ…

【透視図】石破政権新装開店はいかに

商売でお客さんを多く集める手法の一つに新装開店がある。それが物販店舗の場合、お客さんは「どんな風に変わったのだろう」「新装オープンを記念して何か特別なことをしてくれるはず」と期待して出掛けていく。長らく変化がなく、人気を失いかけていた店ならなおさらである▼とはいえ肝心なのはそこから。新装とは名ばかり、たいして代わり映えもしないとなれば、お客さんは今度こそ本当に愛想を尽かす。

【透視図】週刊誌は証拠いらず

妖怪の客観的研究でも知られる仏教哲学者の井上円了が、随想「迷信解」で怪談について興味深い…

【透視図】「アサイーボウル」って何?

ことしの世相を言葉一つで表現するとしたら、真っ先に何を思い浮かべるか―。さて、皆さんの頭…

【透視図】トランプ氏の勝因

政治哲学を専門とするマイケル・サンデル米ハーバード大教授が、よく使われる「自分の運命は自…

【透視図】日本の「伝統的酒造り」がユネスコの無形文化遺産に

旅行ではその土地の酒を飲むのが楽しみ、という人も多いだろう。当方もその一人である。蔵が小…

【透視図】自転車のながらスマホ厳罰化

二人組の男性人気フォークユニット「ゆず」の代表曲といえば、『夏色』(1998年)をまず思い出…

【透視図】事故ゼロに向けトヨタとNTTが協業

こちらが優先、交差側に止まれの標識が置かれた信号機のない交差点で、通り過ぎようとした瞬間…

【透視図】若者たちの心の闇

日本を代表する作詞家の阿久悠さんは、記憶していたい日々の事件を「ニュース詩」として書き留めていた。その中に若者の残忍な事件に触れた「心の闇とマッチ」がある▼一節を引く。「闇はある 誰にもある 少年だけではなく 少女にも その親にも また その親にも 生きている限り闇はある」。ただ、日本が本当に苦しかった自らの子ども時代には皆、闇を照らす数本のマッチも持っていたと記している。