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【留萌】ダム地下貯蔵の「国稀」原酒が蔵出し/インフラ活用し地域活性化

留萌ダムの地下に貯蔵した日本酒・国稀の原酒が9月18日、蔵出しを迎えた(画像)。地域のインフラを有効活用する取り組み。留萌振興局と留萌開発建設部、国稀酒造(増毛)が連携し、4月から原酒を貯蔵。関係者らは熟成した日本酒の味に期待を寄せた。

留萌ダムの仮排水路跡を活用して2019年度から取り組んでいる。水路跡内部の気温は10度前後で、原酒を熟成させるのに適している。

ダム地下に貯蔵された日本酒原酒

この日は関係者20人が参加。留萌開建の富士原真司留萌ダム管理支所長が「味も楽しみだが、まずは安全に搬出を」と呼び掛け、18リットル入り容器に入れた純米吟風国稀12ケースを運び出した。

留萌振興局の吉田安範副局長・留萌建設管理部担当は「地域のインフラを使った経済活性化につながる。引き続きPRできれば」と話した。

国稀酒造の水口哲司製造部長は「とげがなくなり、味がまろやかになる」とダム地下の熟成効果を説く。「ダムで貯蔵した日本酒の味は、お客さまに必ず喜んでもらえる」と笑顔を見せた。

搬出した原酒は10月2日から商品として販売する予定だ。


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