北海道 25・26年度建設工事入札参加資格、原則電子申請で12月10日から
北海道は2025・26年度建設工事等競争入札参加資格審査申請の手引きを公表した。原則電子申請で、北海道建設技術センターの共同審査システムを活用する。受け付け期間は12月10日から2025年1月31日。技術・社会点の審査項目の「担い手の確保」で満35歳以上の新規採用、「地域の安全・安心への貢献」で建管維持・除雪功労者表彰などの受賞者を新たに評価する。
競争入札参加資格は、建設工事で一般土木や建築など13種、設計等は土木設計や測量など7種を設定。このうち格付け対象工事は現行と同じく一般土木、農業土木、水産土木、森林土木、舗装、建築、電気、管の8資格にする。資格審査の基準日は2024年12月1日。有効期間は2025年4月1日から27年3月31日まで。
技術・社会点の変更点を見ると、「担い手の確保」の対象を拡大し、満35歳以上の新規採用も評価。正規雇⽤労働者を審査基準⽇時点で3カ月を超えて継続雇⽤している企業で、要件を満たす者に加点する。
「安全・安心への貢献」に新設した「地域の安全・安心への貢献」は、審査基準日の直前5年間に建管維持・除雪功労者表彰、直前2年間に札幌市道路維持除雪業務等優秀受託者表彰を受賞した企業を評価(個人の受賞除く)する。審査担当部で確認・加点するため申告は必要ない。
北海道市町村入札参加資格共同審査ポータルサイトから電子で申請を受け付ける。提出書類は経営規模等評価結果通知書(総合評定値通知書)や建設業許可通知書の写しなど。経営規模等評価結果通知書は2023年9月2日以降を審査基準日とする。作成した書類は全てPDF形式にし、所定の場所に添付する。
申請者はシステムの利用登録をした後、IDとパスワートを取得し、ログインする。必要な項目を入力して申請すると道建設技術センターが形式審査を実施。通過した場合は完了通知が届き、北海道の担当部署による審査を経て入札参加資格が認定されるという流れだ。
形式審査やシステムの利用に関する問い合わせ先は道建設技術センターの市町村支援課入札参加資格審査担当。
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