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北海道は全国より低く、上下水道施設の耐震化率/国交省の緊急点検結果

国土交通省は全国の上下水道施設の耐震化状況に関する緊急点検結果をまとめた。基準は2023年度末。地域別に見ると、北海道は上下水道の管路・施設のうち、自然災害で機能が停止すると急所となる施設、避難所など重要施設に接続する管路の大半で、耐震化率が全国平均よりも低いことが分かった。国交省による支援の下での速やかな耐震化が必要となっている。


能登半島地震で課題浮き彫りに

能登半島地震は地域の上下水道施設に甚大な被害を与えた。浄水場や配水池、下水処理場に直結する管路など上下水道の急所施設の耐震化が施されていなかったことから、復旧に長い時間を要した。機能確保のための、計画的な耐震化の重要性が浮き彫りになった。

こうした状況から国交省は上下水道の緊急点検を実施。点検対象はシステムの急所施設、避難所などの重要施設に接続する管路とした。

道内急所施設の耐震化2ー5割

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