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【厚真】鳥インフル、北海道が殺処分着手/地元建設業が埋却に尽力

厚真町内の養鶏場で確認された高病原性鳥インフルエンザ感染に伴い、北海道は10月17日、殺処分や埋却などの防疫措置に着手した。殺処分のニワトリ約1万9000羽は、北海道から要請を受けた地元建設業の丸斗工業(厚真)など5社が21日まで埋却作業に当たる。(画像は対策本部会議で指示する鈴木知事)

16日午後、養鶏場から胆振家畜保健衛生所に「死亡羽数が増えている」との通報があった。同日の簡易検査と17日の遺伝子検査で陽性を確認した。

北海道は17日、高病原性鳥インフルエンザ対策本部を開いた。鈴木直道知事は「迅速な防疫措置に全力を挙げる」と述べ、対応を指示。養鶏場で飼育されている肉用ニワトリ約1万9000羽の殺処分と、半径10キロ以内の養鶏場5戸、計71万羽を対象としたニワトリなどの移動・搬出制限を決めた。

17日午前から北海道職員約60人が殺処分に着手し、順次埋却作業を進めている。8時間の3交代で作業に当たり、21日までに埋却と施設内の清掃・消毒を終える見通しだ。17日午後2時までに4740羽を殺処分し、進捗率は23.7%となっている。

胆振総合振興局は2017年度に締結した協定に基づき、胆振土木協会を通じて支援を要請。丸斗工業と北辰公業、木本建設、丸博野沢組、沼田重機が埋却溝の掘削や埋却作業に取り組んでいる。丸斗工業の鈴木英毅社長は「さらなる感染拡大を防ぐためにも、町内の企業が役割分担しながら迅速な作業に努めたい」と話した。


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