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【札幌】〝ミライの豊かさ〟へ果たす役割議論/札幌で第50回技術士全国大会

日本技術士会は10月5日、札幌パークホテルで第50回技術士全国大会を開いた。600人余りが参加し、技術士の果たすべき役割を議論。〝ミライの豊かさ〟を実現するため、持続可能な社会の構築、脱炭素や防災・減災に挑むという大会宣言を採択した。

北海道では2013年以来11年ぶり6回目の開催。「共創の大地・北海道から始まる技術士の挑戦」を大会テーマに式典や分科会を通じて、技術士の可能性と使命を見つめ直した。

大会委員長の金秀俊北海道本部長は「社会資本の再構築と災害激甚化への対応、震災時にいかに一人でも多くの命を救えるかは、高度な技術力と高い倫理観を持った技術士が解決すべき宿題の一つ」と提起。技術士が自ら考え、部門を超えた共創の力で社会課題に向き合う必要性を強調した。

金大会委員長は共創で社会課題に向き合う必要性を求めた

日本技術士会の黒﨑靖介会長は「大会を機にミライの豊かさとはどういうものであり、どう貢献できるかを一緒に考えたい」と呼び掛けた。

分科会の議論を踏まえ、大会宣言は「将来世代にわたって持続可能な社会の実現」「脱炭素社会の構築や防災・減災の推進」「次世代の技術者育成、多様性を尊重した行動」と決議。多様な専門性を持つ技術士が知恵を出し合い、社会実装し、新たな価値を生み出すことを誓った。


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