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交通空白地の解消なるかライドシェア/札幌圏で効果上々も、地方は導入進まず

国土交通省が交通空白地を解消する手法の一つとして打ち出したライドシェア。北海道内で導入した札幌交通圏は、車両不足解消の効果が見え始めた。公共ライドシェアで先行する浦幌町は需要の高さを実感する。しかし、JR廃線や路線バス減便で交通手段が乏しい地方の多くは、人員不足や資金面の不安から導入が進んでいない。地域からは実情に合せ活用できる枠組や支援を求める声が上がる。(福田浩平)


札幌は土日深夜改善、浦幌は利便性高く

ライドシェアが始まった札幌交通圏は、札幌市をはじめ江別市、北広島市と石狩市の一部を含む。国交省が「GO」や「DiDi」などタクシー配車アプリのデータを基に割り出した稼働状況によると、ライドシェアの運用ができる土日深夜帯に乗客とのマッチング率は97―100%と改善されている。

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