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北の住まい設計コンペ 最優秀賞に「積み家」/テーマは「夏を楽しむ」

北海道建築士事務所協会は11月1日、第49回北の住まい住宅設計コンペの最優秀賞に室蘭工業大学大学院2年生の木下はるひさんと1年生の貝出萌華さんによる共同作品「積み家」(画像)を選んだ。札幌市内の設計会館で開いた公開審査に訪れた木下さんは「最優秀賞はうれしい。北海道で育ったので、北海道に住宅を建ててみたい」と笑顔で喜びを表した。

今回のテーマは「夏も楽しむ」。応募作品45点から最優秀賞1作品、優秀賞2作品、奨励賞4作品を選定した。表彰式は12月2日に開く。

最優秀賞の「積み家」は、建設地を室蘭市宮の森町の新興住宅地に設定。隣接する一般的な住宅より階層を高くして、半地下の1階と3階の間に外部空間を挟み込む独特の形状とした。

外部空間は、気候の良い夏に風が抜けるリビングとして活用。冬は積雪のない居住スペースとしての利用を想定する。3階からは吹き抜けを通して、心地よく暮らす家族を眺められるよう提案した。

審査委員は「構成が良く、楽しく住める気がする」「このまま建てても良い完成度の高い作品」「真ん中でのんびりするのは気持ちいいのでは」「夏は爽快さがあり、冬も楽しそう」などと講評した。

受賞作品は次の通り。(カッコ内は所属、敬称略)

最優秀賞(1作品)

  • 木下はるひ(室蘭工大大学院2年)、貝出萌華(室蘭工大大学院1年)

優秀賞(2作品)

  • 納谷龍輝(北海道建築設計監理)

  • 大瀬戸杏(北海道芸術デザイン専門学校2年)

奨励賞(4作品)

  • 杉下英宇(北海道科学大4年)

  • 田中篤史(北海学園大2年)

  • 納谷龍輝(北海道建築設計監理)

  • 小西神太郎(北海道科学大大学院1年)、田村さやか(北海道科学大4年)


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