北海道と札幌市は2024年6月、北海道・札幌「ＧＸ（グリーン・トランスフォーメーション）金融・資産運用特区」として国家戦略特区に指定された。再生可能エネルギーの高い潜在能力を生かした再エネ供給基地、資産や人材、情報が集積する金融センターの実現を掲げる。既にさまざまな事業が動き出しているが、さらなる誘致、事業拡大につなげる。次世代半導体の製造拠点整備やデータセンター立地など、北海道内の主要な動きをまとめた。

税制優遇で新制度、2025年度導入へ

日本の再エネ供給基地へ税率規制緩和

北海道と札幌市はＧＸ金融・資産運用特区の指定を受け、集積を目指すＧＸと金融の両分野で税制優遇制度を立ち上げ、2025年度から導入する方針だ。