10月18日は木造住宅の日/住宅設備・建材のトレンド商品をピックアップ
10月18日は木造住宅の日。住を読み替えると数字の10(じゅう)、漢字の木を分解すると十と八になることから、日本木造住宅産業協会が1998年に制定した。北海道産木材を使った緑川木材(愛別)の内装材「LINAWOOD」、健康志向を追い風にしたセイコーステンレス(広島県福山)の「ステンレス懸垂バー」など、住宅向けトレンド商品をピックアップする。
道産木の内装建材LINAWOOD
創設10周年を迎えたウッドデザイン賞。木の良さや価値をデザインの力で再構築することを目的に、優れた建築・空間や製品、活動、仕組み、研究などを表彰する。10月9日に発表された優秀作品のソーシャルデザイン部門には、緑川木材(愛別)が開発した内装建材「LINAWOOD(ライナウッド)」が選ばれた。
3枚の木の積層させたCLTと同じ構造で、剪断強度と曲げ強度に優れる。北海道産のカラマツやトドマツを職人による丁寧な作業と検品で仕上げた。小物や家具、建築用構造材まで幅広い用途に適している。
アサノ不燃、発泡ウレタン断熱材を難燃化
2024年から建築物の断熱性能を示す「建築物省エネ性能表示制度」が義務化された。アサノ不燃(東京)は発泡ウレタン断熱材(硬質ウレタンボード)の難燃化に成功した。
表面に不燃木粉を塗布することで、防炎基準を合格する難燃性能を確保。不燃木粉には薬剤のホウ素が含まれていて、延焼防止のほかに防腐・防虫・防カビ効果がある。発泡ウレタン断熱材は耐水性にも優れ、引火リスクが減ったことで利用拡大につながりそうだ。
美しいデザインこだわり、ホスクリーンBAR型
室内干し用の洗剤や衣類乾燥機が普及したことで、住宅内にランドリールームを設ける事例が増えている。川口技研(埼玉県川口)は、人気シリーズ「ホスクリーン」の新商品「ホスクリーン 室内用物干しBAR型」を6月から販売した。視覚的な美しさを求めた商品でありながら、目安重量は15キロと4人家族の洗濯需要に対応。1人で施工可能で、特注サイズも受け付けている。
セイコーステンレス、お家トレーニングが人気
健康志向の高まりから「お家トレーニング」に関心が集まっている。セイコーステンレス(広島県福山市)が提案するのは「ステンレス懸垂バー」「ステンレスうんてい」だ。コロナ禍による運動機会の減少に伴い人気を集めた商品で、グリップタイプやチンニングタイプなど数種類から選べる本格派。子どもが楽しめる屋外用の「ステンレスうんてい物干し」も用意している。
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