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国立公園誕生の先②/平取町長 遠藤桂一氏、アイヌ文化の伝承機会創出へ

沙流川流域特有のアイヌ文化が色濃く残る平取町。遠藤桂一町長は、観光資源としてのアイヌ文化と国立公園の掛け合わせを見据え、登山客らが二風谷コタンなどの関連施設に訪れるといった相乗効果に期待する。「伝承機会の創出にもつながる」とし、若者などに文化を一層知ってもらいたい考えだ。(草野健太郎)

日高7町長に聞くまちづくり

日高山脈襟裳十勝国立公園の誕生から4カ月になる。関係自治体には自然の保全と活用を掛け合わせたまちづくりが求められる。「国立公園化は長年の悲願だった」と口をそろえる日高管内7町長に今後の展望を聞いた。2回目は遠藤桂一平取町長。


観光とアイヌ文化伝承の相乗効果

-まちづくりに国立公園をどう生かす。

まずは町民の意識醸成が大事だと考えている。基盤産業の農業などには、日高山脈から流れる水が不可欠。雄大な自然が身近な存在だとアピールしたい。

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