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【透視図】人間まで溶けてしまいそう

詩人の時里二郎がエッセーで日本人の季節感を「古今和歌集」の部立てからひもといていた。和歌集全20巻のうち季節の歌が6巻あり、その内訳は春と秋が上下2巻、夏と冬はそれぞれ1巻のため、春と秋に重きが置かれ、夏と冬はただやり過ごす季節だったというのである▼はっきり分かれた四季の中でより風情を感じるのが春と秋、歌心を刺激する景物の少ないのが夏と冬。そんな位置付けをしていたとの見方だ。

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透視図

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