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旭川最古の醤油屋存続へ全力/経営の轍 7本目、日本醤油工業 茂木浩介社長

日本醤油工業(旭川)の茂木浩介社長は親会社のキッコーマン(千葉県野田市)から出向して3年になる。老朽化する建物など「毎日がピンチの連続だ」と苦労を明かす。しかし「働く人の未来をつくる」ため旭川最古の醤油(しょうゆ)屋を存続させるため全力を注いでいる。(松藤岳)

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経営には道無き道をゆく難しさがある。「経営のわだち」は失敗やピンチに直面しても、悩みながら答えを出してきた経営者をシリーズで紹介する。(不定期掲載)


安全、安心、美味こそわが社の命

-経営上のモットーは。

ルーツの一つである「笠原酒造店」は1891(明治24)年創業。歴史ある会社だが、建物だけでなく体制も古い。記録は全て紙。出向した当初は人員もいないので自分で営業成績のエクセルを打ち込むところから始めた。

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