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【宗谷】管内の建設業担い手確保、若手流出で深刻/あの手この手で採用を模索

担い手確保が喫緊の課題となっている建設業界。宗谷管内は深刻さが際立っている。若者が進学のため都会に流出し、建設業希望者も少ないという現実を突き付けられている。稚内建設協会や管内建設業者は技術者確保のため情報発信や育成支援などに取り組んでいるが、解決には業界の垣根を越えた対策が不可欠だ。(中村謙太)


宗谷管内の求人数、求職者の7倍以上に

北海道労働局がまとめた2024年3月卒業の高校生への職業紹介状況によると、稚内市の求職者数は前年同月比37.9%減の41人だった一方、求人数は2.4%増の297人に上っている。求人倍率は7.24倍で、建設業に限らず極めて厳しい人手不足の状況がうかがえる。

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