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在札幌ベトナム名誉領事 中田隆博氏/9-11日にフェス、ベトナム文化感じて

文化体験を通じて交流を深める「ベトナムフェスティバルin札幌2024」が8月10、11の両日、札幌市北3条広場「アカプラ」を会場に開かれる。前日の9日には人材フォーラム、レセプションパーティーと関連イベントが企画され、ベトナムを身近に感じる週末になる。在札幌ベトナム名誉領事で、実行委員長の中田隆博道路工業(札幌)社長に見所を聞いた。(星野貴俊)

3回目の札幌開催となるベトナムフェスティバルは、飲食ブースやステージイベントを通じて道民にベトナムの文化を体験してもらうのが目的だ。

9日の関連イベントでは、実行委員会が両国の経済発展に向けて人材育成フォーラムを企画した。午後1時から北海道経済センターで開く。北海道が主催するレセプションパーティーは招待制で、午後6時からニューオータニイン札幌で開催する。

中田実行委員長は人材フォーラムについて「北海道はベトナムとの人材交流に重点を置いている。IT人材などをマッチングができれば、さらなる経済交流につながる。ぜひ大勢の人に参加してもらいたい」と呼び掛ける。

北海道とベトナムの関わりは年々深まっている。昨年は日越外交関係樹立50周年を記念し、ベトナムのクアンニン省ハロン市で北海道フェスティバルinハロンを開催した。

「現地での北海道に対する歓迎はすごかった。クアンニン省は産炭地の歴史があるなど本道との共通点も多く、つながりの深さや本道に対する期待の大きさを実感した。次の100年に向けて新たな一歩となる今回は『ともに、未来へ。』がテーマ。これまでの成果をさらに発展させられるイベントにしたい」と意気込む。

8月10日からのフェスティバルは、実行委員会と駐日ベトナム社会主義共和国大使館の共催。会場にはフォーやライスペーパーなどのベトナム料理、ベトナムビールを販売する屋台が登場し、道路工業の日本人とベトナム人社員の有志も参加する。

「ステージでベトナムの国歌芸術団がパフォーマンスをして伝統芸能を披露する。札幌では過去2回とも秋に実施されたが今回は暑い時期。パリ五輪期間中で大通のビアガーデンも開催している。夏の北海道の魅力を存分に楽しんでもらえれば」と話している。


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