【札幌】市内の分譲マンション供給にブレーキ/販売低迷、物価高で方針転換も
札幌市内で分譲マンションの供給にブレーキが掛かっている。住宅流通研究所(札幌)の調査によると、2024年1―9月の新規発売戸数が前年同期と比べ8.2%下回り、着工棟数も近年は減少傾向だ。高値のマンション販売は初めて住宅を買う1次取得層が手を出せず低迷。工事費の折り合いが付かず、一部で着工できない事態も起きている。道外大手デベロッパーは富裕層やインバウンドにターゲットを絞る一方、地元企業は賃貸マンションや宿泊事業へ方針転換する動きが出ている。(武山勝宣、及川由華)
大手は富裕層、インバウンドに照準
ここから先は
1,324字
/
2画像
¥ 300