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千歳の今 沸騰するホテル開発に用地競争は激化、背景に半導体バブル

ラピダス(東京)の次世代半導体工場建設に伴い千歳市内で活発化する不動産投資がホテル開発に波及している。建設従事者に加え、2025年春の試験稼働に向けて国内外の半導体技術者が集まる見通しで、観光客の回復もあり宿泊需要は爆発的な拡大が見込まれる。複数のホテル開発計画が動きだし、JR千歳駅近くでは用地取得の競争が加熱する。千歳の今をリポートする。


加熱するホテル開発、競争増す用地取得

「以前からホテルの増築を考えていたが、ラピダスの進出で決めた」。日動(札幌)は運営するホテルクラッセステイ千歳の駐車場に客室約50室分を増築する。現施設1階と渡り廊下でつなぎ、完成後は150室規模となる。長期滞在者に対応したサービスが特長。前川大輔社長は「市内で進む企業誘致や観光による需要がある。ラピダス関連の宿泊も加われば」と期待する。

増築するホテルクラッセステイ千歳の建設現場

千歳市内では半導体関係者らの賃貸マンション需要が急増。道内外の不動産業者が供給に乗り出している。ことしに入り、ホテル開発とみられるまとまった土地売買が出始め、用地取得競争は激しさを増す。公園と地下駐車場を配したJR千歳駅近くの「グリーンベルト」付近や郊外など、宿泊者の求めに応じて対象エリアは広がる。全国展開するホテルチェーンが相次いで出店する動きもある。

アルファコート(札幌)は千歳市幸町の4丁目と5丁目にホテル建設を計画。土地は取得済みで、それぞれ2024年内の着工に向けて準備を進めている。幸町4丁目は200室程度を想定。ホテルオペレーターなどと施設概要を固めている段階だ。担当者は「ラピダス関係や観光ニーズなど多様な滞在者に対応したい」と話す。

全国チェーンに動き、水面下の開発計画

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