国立公園誕生の先⑦/えりも町長 大西正紀氏、好機生かし宿泊施設を充実
日高管内屈指の観光地、襟裳岬を擁するえりも町。日高山脈襟裳十勝国立公園の誕生に伴い高まる観光需要を拾う工夫が求められているが、宿泊施設の不足など課題は少なくない。大西正紀町長は「観光客が利用しやすい環境を整え、町内滞在時間を延ばしたい」と意気込む。(草野健太郎)
日高7町長に聞くまちづくり
日高山脈襟裳十勝国立公園の誕生から4カ月になる。関係自治体には自然の保全と活用を掛け合わせたまちづくりが求められる。「国立公園化は長年の悲願だった」と口をそろえる日高管内7町長に今後の展望を聞いた。連載ラストの7回目は大西正紀えりも町長。
日高と十勝の中心、周遊拠点「えりも」
-襟裳岬という観光資源は大きな武器だ。
全国的な知名度があり、国立公園指定前から観光客でにぎわっている。立地的に見ても、日高観光の目的地としての役割を果たすのではないか。