北海道開発局と北大 道路標識の腐食を「説明可能なAI」で検出、点検効率化へ有効性報告
北海道開発局と北海道大学は4月26日、XAIを使った道路付属物点検の高度化研究に関する中間報告をした。結論を導く過程を説明可能なAIを活用する研究で、道路標識の腐食をドローン映像から検出する精度が96%に達したと発表。損傷や点検対象を拡大して社会実装を目指す。現実的になれば点検の発注形態変更の可能性も見込まれ、新技術に対応できる人材や体制の準備が必要となりそうだ。(画像は報告する長谷山美紀北大副学長)
開発局と北大が2022年に結んだ連携協定に端を発するインフラ管理のイノベーション「NORTH―AI/Eye(ノース・アイ)」の取り組み。AIがドローン映像から道路付属物の劣化箇所を判別することで、施設点検作業の効率化を狙う。
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