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人口増の東川町、家具製造とジン醸造が進出、美しい景観に異業種集積

移住・定住施策が奏功し、人口増が続く東川町。独自の企業誘致で産業振興に力を入れている。2024年度以降、香港の酒造メーカー「丹丘蒸留所」のジン蒸留所と、家具メーカー「ガージーカームワークス」の工場が開設する。どちらも町が建物を造り、進出企業が運営するという公設民営型の手法を用いた。風光明媚(めいび)な景観と地産地消の異業種集積で、新たなまちづくりを図る。(庄子隼人、画像はジン蒸溜所の建設地周辺)


人口が増える東川町のまちづくりと企業誘致

1993年に6973人だった人口は、2024年3月には19.5%増の8332人となった。2022年には建築家の隈研吾氏がサテライトオフィス「KAGUの家」を開設。町と協力して市街地整備に取り組んでいる。ビジネス環境や健康増進施設を整え、文化拠点を設けることで、街中を歩いて回る仕組みを作ろうとしている。

町有地を活用した企業誘致にも力を入れる。町が土地や施設を用意し、進出企業を呼び込む公設民営型の誘致手法だ。これまで2012年にアウトドア用品を扱うモンベル、2020年に日本酒製造の三千櫻酒造の実績がある。これに新たな拠点が2つ加わる。

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