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ダブル連結トラック、北海道で通行可能に/国交省が対象高速道路を拡充

国土交通省はダブル連結トラックの対象路線を拡充した。北海道内では道央自動車道と札樽自動車道が初めて選ばれた。4車線の高速道路で、延長は計200キロ。主な経路に設定して特殊車両通行許可を得れば通行が可能になる。ただ、道内の運送業界からは「現状の高速道路では効果が薄いのではないか」との指摘もあり、高速道路の4車線化や高速交通ネットワークの充実を求める声が上がっている。

荷台をつないだダブル連結トラックは、1台で大型トラック2台分の輸送ができる。同じ重量を輸送する場合通常の大型車両に比べて二酸化炭素排出量、燃料消費量ともに約40%削減可能だ。ドライバー1人でトラック2台分を運べるため、輸送コストの削減につながる。物流分野の人手不足に対応するため、2019年度に新東名高速で本格導入された。

走行には特殊車両通行許可が必要。許可申請には、高規格幹線道路など4車線の自動車専用道路を中心とした対象路線を通行し、それ以外の区間は必要最低限とした通行経路を設定する必要がある。

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