【帯広】来庁者が職員を心配する「本当に暑い」十勝合同庁舎、室温調査へ
猛暑に見舞われている十勝管内。冷房がない行政庁舎の室内環境は過酷だ。業務効率は下がり、体調不良者も出ている。帯広市内にある北海道十勝合同庁舎は、利用する建設業者が「職員が心配になるほど暑い」と口にする。十勝総合局は来庁者に室温のアンケートを取り、北海道本庁への改善要望につなげる考えだ。
工夫やスポットでは冷却追いつかず
帯広市は2024年7月1日から8月22日までの平均最高気温が平年値を3.6度上回る28.5度を記録。室温が上昇し、冷房のない行政庁舎は執務や利用の環境悪化が顕著だ。
周辺を見ると、士幌町は役場庁舎の狭い会議室をスポットクーラーで冷やし、職員の休憩所としている。冷房を求める声は多いが、具体的な設置予定はない。浦幌町は日中に南向きの窓のブラインドを閉め日光を遮り、室温上昇を防ぐ。だが、職員は「蒸し暑く、業務効率が落ちている人もいる」と話し、抜本的な解決には結びついていない。
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